今日は9月末日権利確定で株主優待がもらえる銘柄の権利付き最終日でした。
個人的には最近は株主優待クロス取引の競争率が高くて苦労する銘柄のクロス取引はあまり狙ってなくて、権利付き最終日近辺でも、一般信用取引の売建て在庫が余っている銘柄を低コストで拾っていく、ということをしています。
今月はゼンショーホールディングス(7550)をクロス取引しよう、と思い、注文を出しました。
・・・が、一般信用売り注文は通常通り注文できたのですが、もう片方の信用買い注文が「仮装売買の疑い」とかで注文できない。。。
今まで、注意喚起的な文言は注文の際に表示されていたことはなんとなく気づいてはいたものの、無視して注文を出せていたのでさほど気にしていませんでした。
しかし、今回は注文を出すこと自体ができない。。。
6月末に日本マクドナルドのクロス取引をしたときは問題なかったはずなのですが、なんでだろう?と思い、少し調べたら、2021年7月17日からクロス取引の注文扱いに仕様変更があったようです。
SBI証券 クロス取引となる国内株式注文の一部取扱い変更(注文制御)について
調べてみたら、今年の7月から以下の変更があったようです。
知らなかった。。。
当社では、不公正取引の一形態である「他の投資家を誤解させることを目的とした、実質的に権利の移転を伴わない有価証券の売買(=仮装売買)」を未然に防止する観点から、2021年7月17日より、注文の一部について、ご発注を制御する仕様変更を実施しております。
一般的に、同一市場において同一銘柄の売注文と買注文を同一時刻、同一価格で約定させる取引形態をクロス取引といいますが、このクロス取引のうち仮装売買との疑念を招きかねないご注文を、不公正取引の未然防止の観点から、制御させていただくものです。
なお、クロス取引の全ての注文が制御されるわけではありません。今後、信用取引の期日延長や株主優待の権利取得等を目的としたクロス取引(つなぎ売り)を執行される場合には、①一方または両方の注文の執行条件を「寄成」「寄指」または「引成」「引指」を選択し、②同株数で、③発注間隔を空けずに、発注いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、当社では、SBI証券が取引の相手方となり、お客さまの売却注文(当社買付注文)とお客さまの買付注文(当社売却注文)を取引所の立会外取引としてクロス取引を受け付けております(現物取引のみ)。
SBI証券->国内株式取引のご注意事項-国内株式->国内株式のご注意事項
最初は今までどおり、以下のような形で注文を出そうとしていました。
(1)一般信用売り 成行1,000株
(2)制度信用買い 成行1,000株
(1)の売りの方は普通に注文が通ったのですが、(2)の買いの方が、上記の仕様変更により発注できません。。。
SBI証券のお知らせ文をよく読むと、以下の条件を満たせばクロス取引でも発注できる、ということです。
①一方または両方の注文の執行条件を「寄成」「寄指」または「引成」「引指」を選択
②同株数
③発注間隔を空けずに発注
で、結局、
(2)制度信用買い 成行(寄成)1,000株
で注文を出すと、普通に発注できました(*´∀`*)
朝イチ(寄り付き)で成行でクロス取引を実行したいので、成行「寄成」で。
注文が出せないのでちょっと焦りましたが、無事に注文できて良かったです。
その後、朝の寄り付きで信用買いを現引きで現物を確保。
そして、明日が権利落ち日なので、今日の株式市場が閉まった後、一般信用売りを現渡注文でクロス取引完了です(・∀・)b
あとは12月くらいに送られてくる株主優待券を待つだけです。
それにしても、最初注文が出せなかったときは、
「ついに株主優待クロス取引に規制が入ったのか?!」
と驚きましたが、そんなことなくてよかったです(笑)